ここでは、カナダの国旗についてご紹介しています。
直近のカナダの国旗から現在のカナダの国旗についての内容から、
現在の国旗のデザインの意味・象徴、色の詳細をご紹介しています。
また、過去のカナダの国旗のデザインもご紹介しています。
国旗にまつわる歴史は、別ページ「カナダの歴史」にてご紹介しています。
併せてご覧ください。
国旗
直近のデザイン Canadian Red Ensign (1957-1965)
上記は、1957年から1965年で使われていた直近のデザインです。
カナダの歴史では、1965年の現国旗制定までの長い間、
日本での通称イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
:United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)の国旗である
「ユニオンフラッグ」が、左上(紋章学での名:カントン)にデザイン、
特にレッド・エンサイン(イギリスに商船旗に起因します。)という赤をベースにしたものを使用していました。
旗に記された紋章も変遷していますが、1921年からは一部にサトウカエデを用いています。
現在のデザイン
1960年代前半に国旗のデザインについて広範な議論が行なわれ、
全国からデザインを募集し、応募件数約2,000件の中から選ばれた上で、
現在の国旗デザインは1964年12月に下院および上院で承認されたものです。
1965年1月28日にカナダ女王たるエリザベス2世によって国旗制定の宣言が行なわれました。
そして、正式に国旗として、このデザインが指定されたのは1965年2月15日です 。
このため、2月15日は「カナダ国旗の日」(National Flag of Canada Day)とされています。
デザインが意味・象徴しているもの
メープルリーフの周りの白は雪の降る様子をイメージしており、
国旗の両側にある赤は向かって右側が大西洋、左側が太平洋を示しています。
また、中央の白は広大な国土と国の発展をも表現しています。
また、メイプルリーフの12本のとげは10州と2準州とを意味しています。
(旗が起用された当時、ヌナブト準州は当時存在していませんでした)
サトウカエデは、カナダの開拓時代、食べ物がない冬の間、
先住民の教えでカエデの樹液をすすって飢えをしのいだという、
カナダの厳しい自然の中での暮らしを象徴しています。
色情報 ( Color Codes )
赤 – Red
Web hexadecimal (Hex) and (HTML) : #FF0000
(Pantone: 032; CMYK: 0,100,100,0; RGB: 235-45-55; Vinyl: 3M 7725-13)
白 – White
Web hexadecimal (Hex) and (HTML) : #FFFFFF
(Process: White; CMYK: 0, 0, 0, 0; RGB: 255-255-255; Vinyl: 3M 93290)
カナダの国旗には国の色である赤と白を用い、中央には古くから国のシンボルとされてい赤いサトウカエデの葉を配したデザインです。
1957年以前の国旗
Canadian Red Ensign (1957-1965)
Canadian Red Ensign (1921-1957)
Red Ensign (1871-1921)
Royal Union Flag (1801-1965)
Red Ensign (1707)
Royal Union Flag (1707-1801)
Cross of St. George (1577)
Fleur-de-lis (1647)
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