フラットアイアン・ビルディング、グッダーハム・ビルディングが落札

地元情報
Flatrian Building- sold for $15,4 million

トロントのランドマークGooderham Building– グッダーハム・ビルディングが、1540万ドルで落札

先日、49 Wellington St.– 49ウェリントン・ストリートにある象徴的な Gooderham Building– グッダーハム・ビルディング(Flatiron Building– フラットアイアン・ビルディング)が今週、$15.4 million で売却されました。

新しい所有者は、Toronto-based boutique real estate investment firm– トロントを拠点とするブティック型不動産投資会社、Lee Chow Group– リー・チャウ・グループ です。
最後に売りに出されたのは2011年の $15.2 million で、この文化的に重要なビルが $200,000 しか値上がりしなかったとは信じがたい!
特に、市内全域で不動産価格が高騰していることを考えればなおさらです。

 Gooderham Building-0

Gooderham Building- グッダーハム・ビルディングとは?

カナダ全体とトロントにおいて、現存するなかでもとても貴重な歴史的建造物です。
The Gooderham Building– グッダーハム・ビルディング」別名では「The Flatiron Building– フラットアイアン・ビルディング」や 「Gooderham’s Flatiron Building– グッダーハムのフラットアイアン・ビルディング」とも言われ、トロントに現存する「The Flatiron Building– フラットアイアン・ビルディング」の内の一つです。そして、歴史的なオフィスビルでもあります。
現在と同じ形である「The Gooderham Building– グッダーハム・ビルディング」は、あのニューヨークの有名なフラットアイアンビルよりも10年前の1982年に建てられました。

そして、皆様がご存知のようにトロントの市内観光などでも、必ずと言っていいほど、案内される場所、建造物の一つでも知られている「The Gooderham Building– グッダーハム・ビルディング」は、トロントで最も象徴的な景色の一つとなっていおり、旅行ガイドブックや、お土産のポストカードでもよく見かけることが出来ます。

Gooderham Building-10

【ポイント】
City of Toronto Inventory of Heritage Inventory – トロント市の遺産(1973年)
Ontario Heritage Act- オンタリオ州遺産(1975年)
カナダの国定史跡(1988年)
Flatiron Building- フラットアイアンビルディングと通称呼ばれる建造物では初期のもの

【詳細】
併せてご覧下さい! Gooderham Building– グッダーハム・ビルディング(Flatiron Building– フラットアイアン・ビルディング)の詳細はこちらの記事でご紹介しています。
Gooderham Building- グッダーハム・ビルディング


オフィススペースへの関心の低迷

価格の上昇が小さいのは、オフィススペースへの関心が低いためと思われます。
commercial real estate services company CBRE– 商業不動産サービス会社 CBRE のレポート「Canada Office Figures Q2 2023」によると、トロントの downtown office vacancies– ダウンタウンのオフィス空室率は a quarter earlier– 前4半期の 15.8% から2023年 the fourth quarter– 第4半期には 17.4% に上昇しました。

そして、全国平均を引き下げたのはトロントの soft demand– 軟調な需要でした、というのも、
Vancouver– バンクーバー、Calgary– カルガリー、Edmonton– エドモントン、Ottawa-オタワ、Halifax– ハリファックスの office vacancy– オフィス空室率はいずれも改善しています。
しかし、トロントだけに限ったことでは有りません。
世界中の都市で、traditional offices– 従来型のオフィスに対する lackluster desire– 需要が低迷しています。

source: streetsoftoronto.com/office-vacancy-rate-in-toronto-surges-to-highest-level-in-nearly-30-years/


世界中にみられる従来型オフィスの需要低迷

例えばニューヨークでは、もうひとつの有名な Fuller Building– フラットアイアンビルである Flatiron building– フラー・ビルディングが、長年のテナントであった Macmillan Publishers– マクミラン・パブリッシャーズが廃業して以来、問題になっています。
また、2023年に購入されたばかりの、Fifth Ave– フィフス・アベニューの角にある三角形の建物を、オフィススペースから豪華な建物に変える計画が有ります。()
トロントの中心部にある私たちの beloved– 愛する Flatiron building– フラットアイアン・ビルディングはどうなるのでしょうか?

source: streetsoftoronto.com/should-ontario-should-take-over-the-ttc-right-now/, nytimes.com/2023/10/26/nyregion/flatiron-building-condos.html


【噂】グッダーハム・ビルディングは取り壊される?

 Gooderham-Building-7-1

新しく所有者となった Lee Chow Group– リー・チャウ・グループは、この historic property– 歴史的物件に大きな期待を寄せています。
また、Lee Chow Group– リー・チャウ・グループのパートナー、Liam Sauro– リアム・サウロは、適切な注意を払えば、49 Wellington St.– 49ウェリントン・ストリートの mixed-use building– 複合用途ビルは明るい未来が待っていると信じています。

「オフィス部門は確かに some turbulence– 乱気流に見舞われています。しかし、Union Station– ユニオン駅から徒歩5分圏内にある unique character office spaces– 個性的なオフィス・スペースは非常に珍しいと思います。このようなビルは伝統的に very high occupancy rates– 稼働率が非常に高く、Gooderham Building– グッダーハム・ビルディング(Flatiron Building– フラットアイアン・ビルディング)も例外ではありません。」
上記のように Liam Sauro– リアム・サウロ氏は下記のように述べています。

皆様がご存知のように、絵葉書や写真、地元アートの題材になることも多い Gooderham Building– グッダーハム・ビルディング(Flatiron Building– フラットアイアン・ビルディング)は、トロントの賑やかな St. Lawrence neighbourhood– セント・ローレンス地区で長い間、人々を魅了してきました。

しかし、今回の売却と older structures– 古い建造物に対する growing indifference– 無関心の高まりにより、このビルの fate– 行く末を心配する人もいます。
「この建物が別のタワーになる」という噂が、一部の人々の会話を支配しています。


トロントに住む人の声

掲示板型ソーシャルニュースサイトである Reddit には、Gooderham Building– グッダーハム・ビルディング(Flatiron Building– フラットアイアン・ビルディング)の件について、多くのトロントに住む人々の声が上がっています。

Reddit:アメリカ合衆国の掲示板型ソーシャルニュースサイト。主に英語圏のユーザーを対象としています。
ニュース記事、画像のリンクやテキストを投稿し、コメントをつけることが可能です。
カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置く Reddit, Inc. が運営する。
2021年1月時点の月間利用者数は4億3000万人。


注目されるグッダーハム・ビルディングの未来は?

Gooderham Building-8-1

「この建物が別のタワーになる」という噂に対して、Liam Sauro– リアム・サウロ氏は「そんなことは起こらない 」と断言しています。
1892年に建てられた Flatiron Building– フラットアイアン・ビルディング(Gooderham Building– グッダーハム・ビルディング)は、かつて largest liquor producer in the British Empire– 大英帝国最大の酒造メーカーであった Gooderham and Worts Distillery– グダーハム&ウォーツ蒸留所の本社ビルでした。

また、City of Toronto– トロント市と Ontario Heritage Trust– オンタリオ・ヘリテージ・トラストの heritage building– 保護遺産にも指定されています。
世界最古の Flatiron buildings– フラットアイアンビルのひとつで、Romanesque Revival landmark– ロマネスク・リバイバル様式の5階建てのランドマークは、municipal gem– 市の宝であり、undeniably unique purchase– 紛れもなくユニークな獲得物です。
「私たちにとって、トロントで most recognizable– 最も知名度が高く、unique heritage properties– ユニークな歴史的建造物を取得することは、once-in-a-generation– 一世一代の可能性だと感じました。」
上記のように Liam Sauro– リアム・サウロ氏は述べています。

 hebroadviewhotel.ca
Broadview Hotel

Broadview Hotel– ブロードビュー・ホテルなど、他の知名度の高い歴史的資産の購入と比較して、Gooderham Building– グッダーハム・ビルディング(Flatiron Building– フラットアイアン・ビルディング)がどのように扱われるかについて尋ねられた Liam Sauro– リアム・サウロ氏は、下記のように plenty of dedication and attention– 十分な献身と注意が必要だと述べています。

加えて、「Gooderham Building– グッダーハム・ビルディング(Flatiron Building– フラットアイアン・ビルディング)は130年以上の歴史があり、多くの愛情と手入れが必要ですが、私たちの目標は first-class standard– 一流の水準に維持することです。Broadview Hotel– ブロードビュー・ホテルは確かに非常に高い水準に有ります。Broadview Hotel– ブロードビュー・ホテルのオーナーグループ(Streetcar DevelopmentsDream Unlimited)は信じられないような素晴らしい仕事をしています。この2つを比較するのは難しいです。


Lee Chow Group

公式サイトより抜粋、引用してご紹介します。

LLLCGLogoHoroffblack

UNLOCK THE POTENTIAL OF URBAN REAL ESTATE.都市不動産の可能性を解き放つ
Lee Chow Group 社は、トロントを拠点とするブティック型の real estate investment firm– 不動産投資会社で、高密度で密集した立地の strategic urban assets– 戦略的都市資産に重点を置いています。
real estate lending– 不動産融資、開発、private equity– 未公開株式などの investment strategies– 投資戦略を通じて事業の diversify– 多角化を図り、Lee Chow Group 社、strategic partners– 戦略的パートナー、investors– 投資家の皆様に risk weighted returns-リスク加重型の長期的リターンを届けています。

会社名:Lee Chow Group
Official Website: Lee Chow Group
場所:200-241 King Street East, Suite 200, Toronto, ON, M5A 1J9 CA
LinkedIn: Lee Chow Group


ASSET MANAGEMENT/ アセットマネジメント

 leechow.com-ASSET MANAGEMENT

investors– 投資家やパートナーに代わって、portfolio()- ポートフォリオ内の全資産について property management services プロパティ・マネジメント・サービスおよび asset management services– アセット・マネジメント・サービスを積極的に提供しています。
また、leasing expertise– リーシングの専門知識、accounting– 会計、capex projects– 設備投資プロジェクト、project management– プロジェクト管理、financing– 資金調達、general property management services– 一般的な不動産管理サービスなど、portfolio– ポートフォリオ外の限られた物件に対してもサービスを提供しています。

※portfolio:ポートフォリオとは、金融商品の組み合わせのことで、特に具体的な運用商品の詳細な組み合わせを指します。 「ポートフォリオを組む」ということは、どのような投資信託を購入しようか、株はどの銘柄で何株ほど持つか、などの検討をするという意味です。


DEVELOPMENT/ 開発

leechow.com-DEVELOPMENT

development and re-development lands– 開発用地や再開発用地に積極的に投資しています。
また、他の development– 開発会社や construction firms– 建設会社とも co-invest– 共同投資や joint venture partnerships– ジョイントベンチャー提携を結び、construction process– 建設プロセス全体を通じて提携しています。


TENANT CARE/ テナントケア

 leechow.com-TENANT-CARE

テナントのビジネスに誇りを持っています。高密度で魅力的な立地にある都市型物件の bespoke portfolio– 特注ポートフォリオは、小規模な independent shops– 個人商店から large multinational chains– 大手多国籍チェーンやフランチャイズまで、幅広いテナントにご利用いただいています。
当社の experienced team– 経験豊富なチームは常にテナントと collaborates– 協力し、テナントのビジョンが実現され、テナントが入居期間中、物件が適切に維持されるよう努めます。
私たちは solution-oriented– 解決志向であり、when challenges arise– 問題が発生した場合は、タイムリーな結果を確実にするため、状況を fully understand– 十分に理解するよう努めます。


PRIVATE EQUITY & DEBT/ ライベート・エクイティ&デット

 leechow.com-PRIVATE-EQUITY-DEBT

senior and subordinate positions– シニア・ポジションとサブ・ポジションの両方で、property loans– 不動産ローンに積極的に参加しています。
同社は都市部の ncome and development properties– 収益物件や開発物件のローン残高を増やしており、direct lending– 直接融資や partnerships– 提携を通じて積極的に融資事業を拡大しています。

※Private Equity & Debt:まず、Private Asset– プライベート・アセットは上場されていない、または市場で取引されていない資産クラスのことを意味しています。
そして、プライベート・アセットを大きく分けて、非上場企業や未公開企業の株式を保有する Private Equity– プライベート・エクイティと、非公開会社に対するローンである Private Debt– プライベート・デットに分類されます。Private Equity– プライベート・エクイティの投資家は、未公開企業に投資することで、その企業の価値を高め(例えば経営効率性の改善など)、将来的に保有株式を売却することを期待しています。
一方、Private Debt– プライベート・デットは、銀行よりも柔軟な資金調達条件を必要とする企業や資産に対して、発行される傾向にあります。その他に、Private Asset– プライベート・アセットにはインフラや不動産などが含まれます


歴史&ストーリー

leechow.com-1

WE BRING AN INTERNATIONAL PERSPECTIVE TO REAL ESTATE-「私たちは不動産に国際的な視点をもたらします」
Lee Chow Group– リー・チャウ・グループの創設者である Dr. Lee– リー医師と Dr. Chow– チャウ医師は、1972年にたった2つのスーツケースと medical degrees– 医学博士号を持ってアジアからカナダにやってきました。
努力の末、2人の医師は southern Alberta city– アルバータ州南部の都市 Medicine Hat– メディシンハットで medical practices– 診療所を成功させました。

1980年、二人は Medicine Hat– メディシンハットで a strip mall– ストリップモールを最初の commercial property– 商業用不動産として購入しました。
以来、Lee Chow Group– リー・チャウ・グループは4つの州に進出し、retail– 小売、industrial– 工業、agricultural– 農業、residential– 住宅、オフィスの各分野で事業を展開しています。同社は2010年にトロントで最初のビルを購入し、それ以来カナダ最大の都市での成長に注力しています。

不動産は1世紀以上にわたって Chow family– チャウ家の歴史の中心的役割を果たしてきました。
1900年代初頭、 Chow family– チャウ家は中国南部の Guangdong province– 広東省で2棟の小さな commercial buildings– 商業ビルを購入し、Mississippi– ミシシッピ州に grocery store– 食料品店を建設しました。
現在もすべての物件が 一族の所有となっています。これらの不動産からの収入は、最終的に一族が中国から北米に移住するための資金となりました。

今日、Lee Chow Group– リー・チャウ・グループは、1世紀以上にわたって培ってきた commercial real estate– 商業用不動産の専門知識を基に事業を続けています。 Lee Chow Group– リー・チャウ・グループは現在トロントを拠点とし、一族が積極的に関与し続けています。


Gooderham Building- グッダーハム・ビルディング

The Flatiron Building-TOP-1

皆様がご存知のようにトロント土産のポストカードやキーホルダーに必ずと言って良いほどデザインされているこの建物は、トロントだけではなくカナダ全体において、とても貴重な歴史的建造物です。
この歴史的建造物の魅力について、その歴史と周辺の歴史的背景を含めてご紹介!きっと、訪れて実際の建物を見たくなるはずです!
Gooderham Building- グッダーハム・ビルディング


Pixel Toronto

Pixel Toronto

Pixel Toronto- ピクセルトロント は、カナダ・トロントの情報サイトです。 トロントについて、情報の大きさに囚われることなく着目「FOCUS」し、追求し取り出し「PIXEL」ています。

関連記事

おすすめの記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

トロントのイベント

5月 2024
   1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31  
« 4月  6月 »

Toronto & Japan Times

  • toronto
  • japan
Pixel Toronto

Pixel Toronto

Pixel Toronto- ピクセルトロント は、カナダ・トロントの情報サイトです。 トロントについて、情報の大きさに囚われることなく着目「FOCUS」し、追求し取り出し「PIXEL」ています。

最近の記事 おすすめ記事 特集記事
  1. カナダの生活費 vs 住宅価格

  2. St. Patrick’s Day-セント・パトリックス・デー

  3. フラットアイアン・ビルディング、グッダーハム・ビルディングが落札

  1. カナダの生活費 vs 住宅価格

  2. St. Patrick’s Day-セント・パトリックス・デー

  3. フラットアイアン・ビルディング、グッダーハム・ビルディングが落札

  1. 【随時更新】オンタリオ州「地域別COVID-19レベル」

  2. カナダ・オンタリオ州、COVID-19ステータスマップ

  3. カナダおよび世界の COVID-19 ワクチン接種追跡プログラム

TOP
error: Content is protected !!