カナダの州・準州と公用語・方言
カナダは、1969年の公用語法(The Official Languages Act)の制定により、
英語とフランス語をカナダの公用語と規定した
”カナダの公用二言語主義(Official Bilingualism)” を取っています。
ここでは、カナダ州・準州と公用語・方言について、ご紹介しています。
英語・フランス語を話す人口の割合
上記の図(2016年国勢調査)によると、
カナダにおいて国勢調査人口34,767,255人の内、
約75.4%が英語を、約22.8%がフランス語を話しています。
公用語として、英語・フランス語・両方の言語を話す人口の割合
上記の図、2016年国勢調査によると、
英語・フランス語・または英語とフランス語を公用語として話しています。
それぞれの人口の割合は以下の通りです。
Total | 34,767,255人 | 100% |
英語のみ | 23,757,525人 | 68.3% |
フランス語のみ | 4,144,685人 | 11.9% |
英語・フランス語の両方 | 6,216,065人 | 17.9% |
英語でもフランス語でもない言語 | 648,970人 | 1.9% |
2016年国勢調査での人口、34,767,255人うち、
約75.4%が英語を、約22.8%がフランス語を、公用語として話しています。
因みに、英語でもフランス語でもない言語というのは、例えば先住民言語です。
フランス語が多く話される州・地域
フランス系カナダ人を含め、フランス語を話す人口が多いのは、
ケベック州、ニューブランズウィック州、ユーコン州、オンタリオ州等です。
中でも、特に、ケベック州では州人口の約85.4%がフランス語を話しています。
州 | 州人口(人) | フランス語を話す州人口(%) |
ケベック州 | 8,066,555人 | 約 85.4% |
ニューブランズウィック州 | 736,280人 | 約 31.8% |
ユーコン州 | 35,555人 | 約 4.6% |
オンタリオ州 | 13,312,865人 | 約 4.1% |
… | … | … |
中でも特に、ニューブランズウィック州ではアカディア人の多い地域で、
オンタリオ州ではオタワなどの東部地域と北オンタリオ地方です。
その他、マニトバ州の特に南部でもはフランス語が良く話されています。
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