カナダの使い捨てプラスチック使用禁止が開始

カナダの使い捨てプラスチック使用禁止が開始

The federal government of Canada– カナダ連邦政府 は、今年2022年初め、年内の12月までに使い捨てプラスチックの製造と輸入を禁止することを発表しました。

カナダの使い捨てプラスチック禁止の第 1 段階は、2022年12月20日火曜日に発効します。
これは、一般的に使用される一部のプラスチックの製造とカナダでの販売のための輸入が許可されなくなることを意味します。

カナダでプラスチック製のレジ袋やプラスチック製フォークを見つけるのは、もうすぐ難しくなると思われます。
そして、より持続可能なソルーションに取って代わりつつあります。

そして、2022年12月20日から、カナダの消費者は、間もなく、プラスチック製のレジ袋やプラスチック製フォーク等の使用に比べ、より持続可能なソリューションを利用できるようになるでしょう。

カナダで使用が禁止されるプラスチック製品

カナダで使用が禁止されるプラスチック製品は、環境浄化中にこれらのアイテムがどれだけ発見されたか、野生生物にとってどれだけ脅威であるか、リサイクルがどれほど難しいか、代替品に簡単に交換できるかどうかに基づいて決定されました。

カナダで使用禁止の対象となるプラスティック製品は以下の通りです。

• checkout bags– レジ袋
• cutlery– カトラリー(フォークやナイフなど)
• foodservice ware made from or containing problematic plastics that are hard to recycle
• – リサイクルが難しいプラスチックで作られた、またはプラスチックを含む、フードサービス用品としても知られるテイクアウト容器。
• stir sticks– 飲み物などをかき混ぜる棒
• straws (with some medical and accessibility(※) exceptions)– ストロー(医療用およびアクセシビリティ用(※)の例外あり)。2024年6月以降、ジュースの箱などの包装された飲料容器に入った柔軟なストローの販売は禁止されます。
• ring carriers (to be enacted June 2023)– リングキャリア。ビールやソーダ缶の 6 パックに見られるようなプラスチック製の開け口。(2023年6月施行予定、2024年6月までに禁止されます。)

※accessibility：アクセシビリティ。World Health Organization– 世界保健機関は、accessibility– アクセシビリティを “a person’s ability to access and use goods, services, facilities, or public spaces.”- 商品、サービス、施設、または公共スペースにアクセスして使用する個人の能力” と定義しています。
建物の物理的な accessibility– アクセシビリティから、障害を持つ人々があらゆる種類のサービスにアクセスできるようにすることまで、これはヘルスケア(およびそれ以外)に携わるすべての人にとって重要な論題です。

Environment and Climate Change Canada (ECCC)– カナダ環境気候変動庁は、下記のように述べています。

“commonly found in the environment, are harmful to wildlife and their habitat, are difficult to recycle, and have readily available alternatives,”
– 使い捨てプラスチック製品等は 環境中に普通に存在し、野生生物やその生息地に有害であり、リサイクルが困難で、容易に入手できる代替品がある。

source: Environment and Climate Change Canada (ECCC),
https://resources.10to8.com/blog/medical-practice-accessibility/

カナダの使い捨てプラスチック使用禁止後

Environment and Climate Change Canada (ECCC)– カナダ環境気候変動庁 によると、

“world-leading ban on harmful single-use plastics will result in the estimated elimination of over 1.3 million tonnes of hard-to-recycle plastic waste and more than 22,000 tonnes of plastic pollution, which is equivalent to over one million full garbage bags.”
– この世界をリードする有害な使い捨てプラスチックの禁止により、130万トン以上のリサイクル困難なプラスチック廃棄物と2万2千トン以上のプラスチック汚染がなくなると推定され、これはゴミ袋100万個分以上に相当する。

とのことです。

カナダのプラスティック製品の規制段階

規制は段階的に進められており、今回 2022年12月20日火曜日に発効された、カナダの使い捨てプラスチック禁止 がその第一段階となります。

2024年6月には、飲料容器(juice boxes– ジュースボックス、いわゆる紙パックや携帯パックのジュース)と一緒にパッケージされた flexible straws– フレキシブルストロー(携帯パッケージのジュースについているストロー)の販売が禁止される予定です。
その後、2025年末までに、カナダは6種類の使い捨てプラスチックの輸出をすべて禁止する予定です。

これらの規制は、プラスチック廃棄物ゼロという目標に向けて The federal government of Canada– カナダ連邦政府が進めている一歩に過ぎません。このほかにも、飲料用ペットボトルのリサイクル率90％目標や、recyclable plastics– リサイクル可能なプラスチックと compostable plastics– 堆肥化可能なプラスチックのラベル表示に関する規制強化などが予定されています。

Minister of Environment and Climate– 環境・気候変動大臣の Steven Guilbeault 氏は、次のようjに述べています。 “with this ban… we’re joining the global effort to reduce plastic pollution and protect our wildlife and habitats. There is a clear linkage between a world free of plastic pollution and a sustainable world, rich in biodiversity—a world that also best supports the health and economic security of Canadians, protects our environment, and helps in the fight against climate change.”
– この禁止令により…私たちはプラスチック汚染を減らし、野生動物と生息地を保護するための世界的な取り組みに参加することになります。プラスチック汚染のない世界と生物多様性に富んだ持続可能な世界との間には、明確なつながりがあります。この世界は、カナダ人の健康と経済的安定を支え、環境を保護し、気候変動との戦いに貢献します。

Minister of Health– 保健大臣 Jean-Yves Duclos 氏は、Minister of Environment and Climate– 環境・気候変動大臣の Steven Guilbeault 氏に付け加え、次のように述べています。

“to avoid 1.3 million tonnes of plastic waste over the next ten years across Canada, leading to less pollution and healthier communities.”
– 今後10年間で、カナダ全体で130万トンのプラスチック廃棄物を回避し、汚染の減少とより健康な地域社会の実現につながることを期待している。

source: Government of Canada delivers on commitment to ban harmful single-use plastics

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