Danforth – ダンフォース地区の THE DANNY – ザ・ダニーとは?

地元情報
source: thestar.com

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Danforth 地区の THE DANNY – ザ・ダニーとは?

Danforth Avenue – ダンフォース・アベニューを歩いていると、通りにある看板・街路標識に「The Danny – ダニー」と記されているのに気づかれると思います。(上画像の様に)
いったい、「The Danny – ダニー」とは何の事なのでしょうか?
何かのお祭り・イベントが近いのでしょうか?
それとも…?


Danforth 地区の THE DANNY – ザ・ダニーとは?… その答えは、Danforth Avenue – ダンフォース・アベニューが通るGreektown – グリークタウンがある事でも知られている、Danforth – ダンフォース地区のある区間の名前・ニックネームです。
Greektown – グリークタウンは、Danforth – ダンフォース地区の中心


2015年、Woodbine Avenue – ウッドバイン・アベニューと Donlands Avenue – ドンランズ・アベニューの間の Danforth Avenue – ダンフォース・アベニューの通り名が「The Danny – ダニー」と改名、いわゆるニックネームが付けられました。

改名には賛否両論

地元住民の中には、改名・ニックネームを付けるにあたって、以下の様な否定的な意見や苦情等が有りました。
“迷惑” “流行に乗ろうとするマーケティング会社の様だ””本物を偽れる””タクシー運転手が笑いながら「ダニー」と呼んでいる”…等です。

新しい事を始める際には付き物

改名したり、ニックネームを付ける際には不思議なもので、同様なケースが起こり得るものです。
ごく最近では、トロントに「The 6」というニックネームが付いた際には、以前のニックネーム「T-Dot」を使っていた人々の多くを侮辱しているように聞こえましたものです。何かが流行り、人々が実際にそれを使うようになると、名前は親しみやすくなり、自然なものになり、そのほとんど必然的なものとなります。不思議なものです。
トロントの最新ニックネーム – The 6ix

以前にもあった、他の地区での同じ出来事

以前にも、East End – イースト・エンドで育った人の話では、
Riverdale – リバーデールの南東の角に住む人々が、突然 Leslieville – レスリービルと名乗り始めた事に対して、誰もが「営利目的だ」と嘲笑していたのを覚えている。”と言っています。
この Leslieville – レスリービルという名前は定着し、街の言葉の一部となりました。そして、Corktown – コークタウンと Riverside – リバーサイドは、歴史的な名前ではあるが、ほとんど忘れ去られていた地域名であり、この約10年半でかなりうまく復活したように見えます。

ブランディングに成功しなかった例

勿論、この様に、地区・地域をブランディングする為の一環として、その地区名・地域名に新しい名前・ニックネームを付けるにしても、成功する場ありとそうでない場合が有ります。実際は、あまり上手くいかない場合の方が多い様です。
上手く機能していない例として、Jane Avenue – ジェーン・アベニューと Finch – フィンチ・アベニューの間の通りを 2009年に、University Heights – ユニバーシティ・ハイツに改名すしようとしました、残念ながら、実に定着していない様です。
他にも、2017年の夏に Dufferin-Wingold Business Improvement Area (BIA)the Marketo District Business Improvement Area と改名しようとしましたが、これもあまり上手く定着していない様です。
同じ例はコチラにも有ります → The Beach or The Beaches !? 2つの名称が存在



Danforth Mosaic Business Improvement Area (Danforth Mosaic BIA)が直面する課題

実際のところ、Danforth Mosaic Business Improvement Area (Danforth Mosaic BIA) が直面している問題の一つとして指摘されている例を挙げます。それは、ほとんどの住民は Danforth Avenue – ダンフォース・アベニューとこの地域を「Danforth – ダンフォース」と呼んでいます。しかしながら、最も多くの人がこの「Danforth – ダンフォース」と言ったり聞いたりして思い浮かべるのは、Riverdale – リバーデールの Broadvie Avenue – ブロードビュー・アベニュー辺りから Pape Avenue – ペープ・アベニュー辺りの間の地域で、この辺りは、Greektown – グリークタウンとしても知られている区間内なのです。


つまり、「Danforth – ダンフォースで買い物をしよう」と言っても Greenwood Avenue – グリーンウッド・アベニューの角まで人は来ないという事となり、Danforth Mosaic Business Improvement Area (Danforth Mosaic BIA)が、ビジョン・ミッションステートメントと掲げている中の言葉「本物」の響きの名前が恥ずかしいほどに余っているという事です。


Greektown – グリークタウンは、East End – イースト・エンドのエリア内に有ります。Greektown – グリークタウンは、上図の様に Chester Avenue – チェスター・アベニュー辺りから Dewhurst Boulevard Avenue – デューハースト・ブルバード・アベニューの間の Danforth Avenue – ダンフォース・アベニューに位置するとされています。


ただし一般的には、そこまで厳密ではない様で、Greektown – グリークタウンは、Chester Avenue – チェスター・アベニューより手前の Broadview Avenue – ブロードビュー・アベニュー辺りから、Jones Avenue – ジョーンズ・アベニューを超え、Donlands Avenue – ドンランズ・アベニュー辺りまでという認識の方も実際にいます。
トロントの地区情報 – Greektown – グリークタウン



ブランディングの成功例、先駆者 Bloor West Village – ブローア・ウェスト・ビレッジ

事業者団体による近隣地域のブランド化も、ほぼ同じように機能しているようです。先駆者ともいえる代表的なのが、Bloor West Village – ブローア・ウェスト・ビレッジです。Swansea – スワンシー、High Park – ハイパーク・ノース、Runnymede – ラニーメデなど、すでに名前がついていた長年の近隣地域にまたがっている Bloor West Village – ブローア・ウェスト・ビレッジは、1960年代後半に出来たモールに対抗する為に、自身のマーケティングと名前の作り込みました。
この Bloor West Village – ブローア・ウェスト・ビレッジは、トロントにあるショッピング地区です。
Bloor Street – ブロア・ストリート沿いに位置し、South Kingsway – サウス・キングスウェイと Ellis Park Road – エリス・パーク・ロードの間の Bloor Street -ブロア・ストリート沿いの全てのビジネスを網羅しています。400以上のショップ、レストラン、サービスで構成されています。


source:Bloor West Village BIA

Bloor West Village BIA Facebook https://www.facebook.com/BloorWestVillageBIA/


他にもあった!成功した地域名


動画: Do you call it the Danforth or ‘The Danny?’- あなたなら、ダンフォース、ダニーどちらで呼びますか?


source: toronto.ctvnews.ca – May 30, 2017



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