カナダの言語
カナダの母語は英語だけではない⁈
カナダの母語は英語ではないの??と思われる方も、いらっしゃるかもしれませんが、
実はカナダの母語は大きく分けて、2つ有ります。それは、英語とフランス語です。
60%&20%
カナダの国民の約60%が英語を約20%がフランス語を母語としています。
18%
これは、バイリンガルであるカナダの人々のパーセンテージです。
30%
これは、フランス語で会話ができるカナダの人々のパーセンテージです。
200+
カナダの人々が、自宅で話される母国語または言語 です。(英語とフランス語を含む)
カナダのフランス語圏
英語とフランス語を公用語とするカナダにあって、
ケベック州はフランス語を主要な言語としています。
歴史的背景に、カナダがヨーロッパ・フランス等の植民地時代、
当時のケベック州に入ってきた入植者に、
フランス人が多かった事が理由の一つに挙げられます。
その為か、ケベック州で話されるフランス語は、
古いフランス語のままであったり、
英語の表現を取り入れる等独自の発展と遂げています。
カナダの公用語
カナダは 1969年の公用語法(The Official Languages Act)の制定により、
英語とフランス語をカナダの公用語と規定しました。
カナダの公用二言語主義(Official Bilingualism、以下OBとする)が誕生して約50年経ちます。
下記グラフは、カナダの公用語(1931-2001)を表したものですが、
年々英語とフランス語の両方を話せる国民が増加していて、
2019年現在では約20%の国民が英語・フランスのバイリンガルです。
食品や商品などのラベルには、
英語・フランス語の両方の言語を記すことが定められています。
交通機関等の案内では、英語とフランス語の2ヵ国語が表示されます。
そして、公式の式典や祝典の際など、国歌を流す時には、
英語・フランス語で2回流されたり、
言語を切り替えて流されることも有ります。
また、公共放送局に関しても、
英語・フランス語の2ヵ国語で流されたりします。
役所には、必ずフランス語が話せる人が勤務していたり、
カナダの政府は英語・フランス語の2ヵ国語体制で対応する為、
役所の職員は、英語・フランス語の2ヵ国語で対応できる職員を求めています。
そして、政府や役所から書類等に関しては、
英語かフランス語かを選択できるようになっています。
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