トロントの地区情報 – Greektown – グリークタウン

トロントローカルタウンコミュニティエリア

目次

Toronto Greektown – トロント・グリークタウン


Greektown – グリークタウンは、別名 The Danforth – ダンフォースとも呼ばれ、
ギリシャをルーツに持つ商業・住宅地域・ギリシャ人居留地です。



Toronto Greektown – Wide Area Map – トロント・グリークタウン 広域地図

source:Openstreetmap

Toronto Greektown – Narrow Area Map – トロント・グリークタウン 狭域地図

source:Openstreetmap

Toronto Greektown Map – トロント・グリークタウン地図

source: Wikipedia
source: greektowntoronto.com

Toronto Greektown – Location – トロント・グリークタウンの位置

Greektown – グリークタウンは、East End – イースト・エンドのエリア内に有ります。Greektown – グリークタウンは、上図の様に Chester Avenue – チェスター・アベニュー辺りから Dewhurst Boulevard Avenue – デューハースト・ブルバード・アベニューの間の Danforth Avenue – ダンフォース・アベニューに位置するとされています。


ただし一般的には、そこまで厳密ではない様で、Greektown – グリークタウンは、Chester Avenue – チェスター・アベニューより手前の Broadview Avenue – ブロードビュー・アベニュー辺りから、Jones Avenue – ジョーンズ・アベニューを超え、Donlands Avenue – ドンランズ・アベニュー辺りまでという認識の方も実際にいます。


Coordinates43°40′42.5″N,79°20′50″W



トロントの Greektown – グリークタウンとは、どんなところ?

北米最大のギリシャ人居住地区!

トロントの Greektown – グリークタウンは、北米最大のギリシャ人居住地区です!
現在では、ギリシャとオーストラリアのメルボルンに次いで世界で3番目に大きいギリシャ系ビジネスコミュニティとなっています。
Greektown – グリークタウンは、Danforth – ダンフォース地区の中心でも有ります。


地下鉄が Danforth Avenue – ダンフォース・アベニューに沿って走っているため、この地域にはかなりの人口がいるだけでなく、ギリシャ料理のレストランやバー、カフェ、ショップ、小売店などが軒を連ねている為、訪れる非居住者も多い地区です。
このページ後半にご紹介する、この地区の夏のイベント「Tastes of the Danforth – テイスト・オブ・ザ・ダンフォース」は必見です!



Toronto Greektown History – トロント・グリークタウンの歴史

【第二次世界大戦(1939年9月1日 – 1945年9月2日)以前】

第一次世界大戦後のトロントへのギリシャ系移民の主要な入植地の一つでした。
トロントの初期のギリシャ人移民人口は約3,000人で、Yonge Street – ヤング・ストリート、Carlton Street – カールトン・ストリート、Church Street – チャーチ・ストリート、そして現在の Dundas Street East – ダンダス・ストリート・イーストに囲まれた地域に集中していました。因みに1918年のトロントで起こった、反ギリシャ暴動の焦点となったのはこの地域でした。

【1950年代】

The Danforth – ダンフォースに、ギリシャ人の移民に続く様にイタリアからの移民が入ってきました。

【1960年代】

そのイタリア人移民の多くは、1967~1974年のギリシャの軍事政権による権力の掌握で、最高潮に達したギリシャの政治的、経済的な不安からこの地域から離れていきました。

【1970年代-1980年代】

この時には、The Danforth – ダンフォースは、北米最大の Greektown – グリークタウンとみなされていました。

【1993年】

BIA管理委員会のトロント市役所への陳情運動が功を奏し、BIAは正式に「GreekTown on the Danforth – ダンフォースのグリークタウン」と改名されました。



近年の Toronto Greektown -トロント・グリークタウン

最近では、高級レストランやバーが入居したり、ヨーロッパ風の公共広場(Logan Avenue – ローガン・アベニュー)ができたりして、この地域には、高級化の波が押し寄せています。トロントの The Danforth – ダンフォースにある Greektown – グリークタウンは、1キロあたりのレストランの数が世界でも有数の集中度を誇ります。


Greektown – グリークタウンは、今でも Greek-Canadians – ギリシャ系カナダ人によって、大きな影響力となっているので、ある意味、支配されているとも言えます。一つの理由として、この Greektown – グリークタウン・ The Danforth – ダンフォース区において、最も人口の多い民族グループを構成しているのがギリシャ人という事が挙げられます。Greektown – グリークタウン・ The Danforth – ダンフォース区の総人口10万人の7.3%をギリシャ人が占めています。
現在では、ギリシャとオーストラリアのメルボルンに次いで世界で3番目に大きい北米最大のギリシャ系ビジネスコミュニティとなっています。



The Danforth – ダンフォースの名前の由来(Greektown – グリークタウンの別名)

Greektown – グリークタウンの別名 The Danforth – ダンフォースと言う名前は、Queen Street – クイーン・ストリートと Kingston Road – キングストン・ロードを設計したアメリカ人建築家の Asa Danforth, Jr. – エイサ・ダンフォース・ジュニアにちなんで名付けらました。このエリアにある新しめの建築物でも1910年にまで遡ります。ギリシャ料理のレストランや店舗が多いことで知られています。



Danforth – ダンフォース地区 の THE DANNY – ザ・ダニーとは?

Danforth – ダンフォースの地区内、Danforth Avenue – ダンフォース・アベニューにある、地下鉄の Donlands – ドンランズ駅辺りと Woodbine – ウッドバイン駅辺りの間を歩いていると、道路標識や町の看板等に The Danny (The Danny Danforth Mosaic BIA)と記されているのが目に入るかと思います。この The Danny (The Danny Danforth Mosaic BIA)は、何の事を指しているのでしょうか?
その詳細をご紹介しています、併せてご覧ください。
Danforth – ダンフォース地区の THE DANNY – ザ・ダニーとは?



小説の舞台・映画の撮影場所にも!

この地区は、地元の raconteur – レコンター(談話家)である Tom Petkos – トム・ペトコスの故郷であり、Barenaked Ladies – バレネード・レディースの曲「The Old Apartment」でも紹介されていますし、Joseph Assenza – ジョセフ・アセンツァの小説「The History of John – ジョンの歴史」にも登場しています。


映画「My Big Fat Greek Wedding – マイ・ビッグ・ファット・グリーク・ウェディング」のいくつかのシーンはここで撮影され、近隣の無料ウォーキングツアーでも言及されています。




Toronto Greektown – トロント・グリークタウンへの行き方


source:OpenStreetMap

地下鉄、バス、車で Bloor Street East – ブロアー・ストリート・イーストを東に行くと、Michael Ondaatje マイケル・オンダージの本「In the Skin of a Lion」で有名になった Prince Edward Viaduct – プリンス・エドワード高架橋を渡ります。
この Prince Edward Viaduct – プリンス・エドワード高架橋は、残念ながら最近まで、自殺率が高い事でも有名だった為、Prince Edward Viaduct – プリンス・エドワード高架橋から下の Don Valley – ドン・バレーに人が飛び降りない様、市がバリアを設置した経緯が有ります。
Don Valley – ドン・バレーを渡ると通りの名前が、Bloor Street East – ブロアー・ストリート・イーストから、Danforth Avenue – ダンフォース・アベニューに変わり、ギリシャ料理のレストランが数多く出てきます。



Michael Ondaatje マイケル・オンダージの本「In the Skin of a Lion

Michael Ondaatje マイケル・オンダージの本In the Skin of a Lionは、下記の Amazon サイトから購入できます!


source:Amazon

トロント・グリークタウンへの行き方:TTC 地下鉄で


source:OpenStreetMap

トロントの中心街ダウンタウンから行くには、TTC 地下鉄の Bloor–Danforthブロア・ダンフォース線( Line 2 Bloor–Danforth)に乗り、Broadview – ブロードビュー駅、Chester – チェスター駅、Pape – ペイプ駅で下車すると、そこは Greektown – グリークタウンの中です。




トロント・グリークタウンへの行き方:自転車で


source:OpenStreetMap

別の方法としては、自身の自転車か自転車共有システムの Bike Share Toronto – バイク・シェア・トロントを利用する方法が有ります。


トロントの自転車共有システムの Bike Share Toronto – バイク・シェア・トロントのスポットは、
Prince Edward Viaduct – プリンスエドワード高架橋を渡る前(Broadview/Danforth Avenue – ブロードビュー/ダンフォース・アベニューに行入る前)の Bloor Street East – ブルア・ストリート・イースト沿いや、Prince Edward Viaduct – プリンスエドワード高架橋を渡り、TTC 地下鉄の Broadview – ブロードビュー駅の近くに有ります。



自転車ならではの停車スポットからの景色が最高

source:OpenStreetMap

Prince Edward Viaduct – プリンスエドワード高架橋の途中に停車して、ダウンタウンの高層ビル群を含む Don Valley – ドン・バレーの南側から湖までの壮大な景色を楽しむことができます。また、北または南から Don River -ドン・リバーに沿ってある サイクリングロードの Broadview Bike Path – ブロードビュー・バイク・パスを通り移動し、そのまま Pottery Road – ポタリー・ロードに入り進みます。
長い上り坂では有りますが、丘の上には Dairy Queen(DQ) – デイリー・クイーンが有り、休憩するのも良いかと思います。
なぜなら、この DQ は市内でも屈指の眺望を誇るからです。DQ から Broadview Avenue – ブロードビュー・アベニューを南に向かって Danforth Avenue – ダンフォース・アベニューへ、そして Danforth Avenue – ダンフォース・アベニューを入り、東に向かうと、もうそこは、Greektown – グリークタウンです。



Bike Share Toronto – 自転車共有システム

source:Bike Share Toronto

Bike Share Toronto Official Website : https://bikesharetoronto.com/




トロント・ グリークタウンへの行き方:車で


source:OpenStreerMap

車では、トロント以外の都市から来た場合を想定して、King’s Highway 401 号線で Don Valley Parkway(DVP) に入り、DVP を南下し Bloor/Bayview exit – ブロワー/ベイビュー出口まで行きます。出口を出て道なりに坂道を登っていくと信号があります。
すると、傍には TTC 地下鉄 Castle Frank – キャッス・ルフランク駅が有ります。その交差点を左に曲がり、Bloor Street East – ブロワー・ストレート・イーストに入り進み、交差するようにある Broadview Avenue – ブロードビューを通過し、Don River – ドン・リバーに架かる Prince Edward Viaduct – プリンスエドワード高架橋 を渡ります。
高架橋を渡ると、Bloor Street East – ブロワー・ストレート・イーストは自動的に名前が変わり、Danforth Avenue – ダンフォース・アベニューとなり、もうそこは、Greektown – グリークタウンです。




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