③格安航空券【往復航空券】= 別名:IT航空券
格安航空券は、本来は、旅行会社が航空会社からパッケージツアー用に購入した航空券です。その航空券の内、
「団体運賃用」や「売れ残り航空券」が、旅行会社の手を離れ、「個人向けバラ売り様」に姿を変えた航空券です。
【特徴】
格安航空券は、そもそも性質が団体・パッケージツアー用である為、基本的に旅行会社・旅行会社が運営するサイト等でのみ購入可能です。
格安航空券の「往復航空券」の種類
・OPEN(オープン)航空券
・FIX(フィックス)航空券
・FIX/OPEN(フィックス・オープン)航空券
・その他:周遊航空券・ストップオーバー航空券・オープンジョー航空券
※周遊航空券は他の3つと性質が異なりますが、上記の航空券の違いを簡単に言うと、
航空券購入後に往路・復路の日程変更が可能か不可能かで異なります。
【往復航空券】FIX(フィックス)航空券
出発前に利用する全便の予約の確定(FIX)が必須、かつ
出発後は利用する全便の予約・予定の変更が不可能な「往復航空券」
【適する旅タイプ】
帰国日が決定している為、短期留学や帰国日の変更予定が無い場合に適していま
す。
帰国が約束されている航空券である為、入国審査で渡航目的を厳しく追求される事はまず有りません。
【特徴】
各航空券の中において、最も安く購入が可能な航空券。
格安航空券は、このFIX(フィックス)タイプの航空券が主流。
【金額】
期間が短いほど料金は安く、復路の期日・便を自由に選択できるOPEN(オープン)航空券に比べ、かなり安い。
例:10日FIXの航空券
10日FIXの意味=「復往の期間は10日間に設定が必須」=「出発日と帰国日を10日以内でのみ設定可能」
他にも、7日~14日FIXというのも有り、これは「往路便を最低7日以上、日を空ける事が必須という意味です。
【注意点】
FIX(フィックス)航空券は、購入時に往復の期日と便が確定済み(FIX)で、変更する事が出来ません。この航空券を購入後、往路または復路の変更が必要になっても、購入済みの航空券は変更・払い戻し等が出来ない為に無駄となります。
【往復航空券】OPEN(オープン)航空券
出発前に帰国日の確定の必要が無く(復路の便の予約は必要)、
出発後に帰国日の変更が可能な「往復航空券」です。(自由度が高い)
【適する旅タイプ】
長期留学やワーキングホリデー等、帰国日が変更する可能性が高い場合に有利です。
出発日は確定済だが、帰国日が未確定という場合に適しいます。
また、ワーキングホリデー中、1年以内に日本に一時帰国をする予定がある方に適しています。
【特徴】
往路は航空券を発券後の変更は不可能ですが、復路(帰国日)は暫定的に決めたうえでの予約・購入が可能です。
復路(帰国日)の確定は現地に着いてから出来ます。
そして、有効期間内(有効期間は最大1年間)であれば、復路である帰国日の変更・確定が可能です。
【金額】
OPEN(オープン)チケットは格安航空券の中でも価格が高く、期間が長いほど更に高くなります。
【注意点】
・往路便の航空券は発券後、変更は不可能です。
・復路は暫定的にでも決めた上での航空券予約・購入となる。
・復路便の変更手数料は一般的にかかります。
・新規に予約する利用便に、安い席が無い場合は、運賃差額を支払う必要な場合が有ります。
・滞在期間を1年以上に変更した場合、航空券は無駄となります。
【往復航空券】FIX/OPEN(フィックス・オープン)航空券
往路全便は事前に予約確定が必要で、現地での復路便の変更(帰国日の変更)が可能な往復航空券です。
※但し、航空会社により変更手数料・変更の回数制限等の規定は異なります。
【適する旅タイプ】
通常のFIX(フィックス)航空券より価格は高いが融通が効く為、長期留学・ワーキングホリデー、また短期留学にも適しています。
帰国日が暫定では有っても決定している為、入国審査で渡航目的を厳しく追求される事は比較的少ないです。
【特徴】
OPEN(オープン)航空券と基本的に同じです。
「出発前に帰国日の確定が必要」な点が、「出発前に帰国日の確定が必要無い」OPEN(オープン)航空券とは異なります。
【注意点】
復路便の変更には、一般的に回数制限が有ります。
航空会社により変更手数料等の規定は異なります。
航空券を予約する際に確認する方が賢明でしょう。
OPEN(オープン)航空券・FIX/OPEN(フィックス・オープン)航空券の帰国日設定・変更手続きについて
OPEN(オープン)航空券・FIX/OPEN(フィックス・オープン)航空券の帰国日設定・変更手続きについては、
「帰国日設定・変更手続き OPEN(オープン)航空券・FIX/OPEN(フィックス・オープン)航空券編」にてご紹介しています。
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