言語学的視点・背景
カナダは、ヨーロッパ・フランス等の植民地時代に異なる言語を使用し、
言語や文化が相互作用しました。
その為、カナダの言語は、言語学的に多様で流動的となる傾向に有りました。
そして、原住民の住民との間のコミュニケーションや物の取引に必要な手段等として、複合型言語の発達に至りました。
これらの言語は特に、他の言語を話せる少数だけにより、一部の地域に局所化され短期間に話される傾向に有りました。
そして、英語・フランス語を話す永住者が出現するとその多くの言語が絶滅しました。
ヨーロッパ人言語のカナダの方言
・Canadian Gaelic … カナディアンゲール語 詳細
・Franglais and Chiac … フラングレ語と、チアック語 詳細・詳細
・Ottawa Valley Twang … オタワ・バレー語 詳細
・Newfoundland English … ニューファンドランド英語 詳細
・Welsh language … ウェールズ語 詳細
・Acadian French … アカディアのフランス語 詳細
・Canadian Ukrainian … カナディアンウクライナ語 詳細
・Doukhobor Russian … ドゥホボル派ロシア人語 詳細
・Bungee … バンジー 詳細
source as “詳細”: Wikipedia
フラングレ(フレングリッシュ)とは
カナダの方言の内、比較的よく知られているのが、フラングレ(Franglais)またはフレングリッシュ(Frenglish)と言われる言葉です。
一言でいうと、フラングレ(Franglais)はフランス製英語です。
フランス語と英語の入り交じった中間言語を表す”かばん語”・”スラング”です。
フラングレ(Franglais)とフレングリッシュ(Frenglish)は同じ言葉で、スランス語圏における呼び方か、英語圏における呼び方かの違いです。
フランス語圏では、フラングレ (Franglais) :
フランス語の”français-フランス語”と”anglais-英語”を組み合わせたものでフランス語圏で言われる事が多い。
英語圏では、フレングリッシュ (Frenglish) :
英語の”French”と”English”を組み合わせたもので英語圏で言われる事が多い。
例 :「英語」“smoke”(煙)+「フランス語」“fog”(霧)→“smog”(スモッグ)
但し、フラングレ(フラングリッシュ)は、英語における意味とフランス語での意味では若干ニュアンスの差異があります。
フラングレが話されている主な地域
ケベック州がフラングレが話されている地域の一つに挙げられます。
植民地時代であった当時のケベック州に住んでいた入植者には、フランス人が多かった事が理由の一つです。
その為、現在のケベック州で話されるフランス語は、古いフランス語のままであったり、
英語の表現を取り入れる造語となったフラングレ等、独自の発展を遂げています。
その他、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州、北部メーン州、マニトバ州、北部オンタリオ州の一部、さらにニューファンドランド・ラブラドール州西海岸の一部の町でも話されています。
トロントの言語
トロントの言語について随時ご紹介していきます、お楽しみに!
→ トロントの言語
コメント