トロントとバンクーバーをウェブページ:
「トロントとバンクーバーを比べてみた[データ比較編]- Toronto vs Vancouver?」
でご紹介している「42項目の事実・情報データ」より比べた結果、トロントの方がバンクーバーよりポイントが高い結果になりました。
実際に私がトロントとバンクーバー両者に滞在した経験を加えて、トロントとバンクーバーの違いを具体的に次に様に挙げています。
留学先をトロントかバンクーバーで悩んでいる方は、ご参考にしていただけたら幸いです。
Toronto – トロント
トロントは、カナダ最大の金融の都市です。経済、教育、アート都市です。
経済においては、トロントには金融街が有り、大きなお金を動かすビジネスマンが集まっています。
アメリカの大きな経済都市の一つであるニューヨークにも近く、飛行機で短時間で移動できます。
街の概要:トロントには、カナダの名門トロント大学が有り、また、芸術も盛んで博物館や美術館、街中にもアートが溢れています。毎月と言っていい程、イベントが有り、中には世界から人が集まるような世界的なイベントも開催されます。
生活面:トロントの家賃はバンクーバーとそこまで大差は有りません(条件次第です)。
物価は、バンクーバーオリンピック以来、バンクーバーの物価上昇に伴い、トロントの方が若干安いくらいです。勿論、情勢により日々変動しています。
税金:トロントが属するオンタリオ州では、州税と国税が一つになった税金(HST)15%が使われています。少し高いですが、この税金は日用品には掛からない税金なので、外食などを頻繁にしない限りは、そこまで私は気にする事は無かったです。
気候:トロントの冬は氷点下になります。1月の最低気温 -20度で-30度になる事も有り、この点は念頭に置いておいた方が良いと思います。本当に寒いです。
自然:他サイトではあまり紹介されていませんが、トロントの都市の直ぐそばには大きなパーク(自然公園)が有り、川・小川が流れ、自然散策路が多く有ります。また、丘からは市内が見渡せます。また、四国4県を合わせた大きさとほぼ同じな大きな湖、オンタリオ湖が有り、夏には湖畔の白い砂浜のビーチで楽しめます。また、このオンタリオ湖の南側ではナイアガラの滝とつながっており、同時にアメリカのニューヨーク州とも接しています。ナイアガラの滝は、皆様ご存じの通り、カナダの観光地で有名な観光地の一つです。トロントから車で約2時間ほどで移動できるので、留学や旅をする際に訪れる方がとても多いです。
その他:トロントは、カナダで唯一のメジャーリーグの所属球団「ブルージェイズ」の本拠地です。
留学生:トロントは日本人の留学生が比較的少ないです。日本人比率が低い為、英語環境は作り易いです。また、トロントは多国籍都市の為に移民により様々な人種が混在する環境です。英語に訛りがある人が多いと言われますが、大学や語学学校で英語を学ぶ際には、基本的に訛りのある人が英語を教えるわけではないので心配ないと思います。生活する際に、訛りのある英語を聞いたとしても、それはそれで良い経験かと思います。つまり、そこまで気にする事、重要な事では無いと思います。
語学学校:トロントの語学学校は多く有りますが、バンクーバーには在る様な本当に英語初心者(ABC...から始める様な)向けの語学学校は有りません。
Vancouver – バンクーバー
バンクーバーは、大都市でも有り豊かな自然が有る観光都市です。
バンクーバーはアメリカのシアトルに近く、車でも約3時間と移動可能な距離です。
街の概要:バンクーバーは大都市で有りながら周囲を海や山、川などに囲まれ、自然と都市が融合した街です。そして、バンクーバーは市内の端から端まで歩いて約30分と、とてもコンパクトにまとまっています。
生活面:バンクーバーの家賃はトロントとそこまで大差は有りません(条件次第です)
物価において、バンクーバーオリンピック以来、上昇しトロントより若干高いくらいです。勿論、情勢により日々変動しています。また、バンクーバーには中国系移民が多く生活している為、トロントに比べて日本料理店や日本食材が多いです。
税金:バンクーバーが属するブリティッシュコロンビア州では、外食する際に税金(PST)がかからず、国税(GST)5%のみの為、生活する面では助かるかと思います。
気候:バンクーバーは、冬でもトロント程は寒くないのですが、別名 Raincouver– レインクーバーと言われ、冬は雨が多いのが特徴です。夏は殆どが晴れです、だいたい25度以下で、日本と違って湿度が低い為、快適な気候です。
自然:バンクーバーは太平洋の海の傍、ロッキー山脈のバンフ、ウィスラーと呼ばれる有名スキー場へも車で移動可能で、アウトドア、アクティビティは一年中楽しめます。
留学生:バンクーバーは、カナダの西海岸に位置する事も有り、日本からの渡航費がトロントより安い事も有り、日本人の留学生が多いです。現地の留学生以外のアジア人の割合は約50%ととても高いです。日本人が多く為、意識的に自分自身で英語環境を作る必要が有ります。例えば、「絶対に日本語を話さない。」や「日本語を話す、日本人とは友達にならない」等です。
語学学校:バンクーバーには、本当に英語初心者(ABC...から始める様な)向けの語学学校が有ります。
留学先をトロントかバンクーバーで迷っている方へ
まとめ
英語漬けになりたいなら断然、トロントです。英語を是が非でも伸ばしたいという方は、トロントです。
私の場合は、金銭的にも時間的にも余裕が無かったことも有り、あえて自分の身を厳しい方に置きました。
私が留学先をトロントに選んだ理由は…
- トロントでの日本人留学生の数がバンクーバーより少ない。
- カナダ国外から留学生が集めるトロントの語学学校のレベルが相対的に高い。
- 市内の雰囲気、金融街、教育面、芸術面、などから醸し出される知的な雰囲気がある。
- 初期投資、渡航費などがバンクーバーより高い事による、自分への真剣度を試す。
本当に今の自分が何を得たいのか、優先順位1位が何なのかを考えて決めるべきだと思います。
語学留学を人生の中での一つの経験、そして、人生の大事な時間を使うのですから熟考するべきです。
是非、一度しかない人生、後悔の無い時間の使い方をおすすめします。
トロントとバンクーバーを比べてみた[データ比較編]- Toronto vs Vancouver?
トロントとバンクーバーをあらゆる角度のデータ情報から比べてみました。人口統計、生活レベル、環境、レジャー、交通機関、一般情報からの42項目の事実・情報データー比較の結果を詳細な説明と共にご紹介しています。この記事ではなるべく主観を交えない形で比べています。是非、この記事の情報データが留学を考える際に役立つなら幸いです。
→ トロントとバンクーバーを比べてみた[データ比較編]- Toronto vs Vancouver?
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